2009年02月01日

002:定家葛(ていかかずら) 2008.5.23撮影





キョウチクトウ科 テイカカズラ属
学名Trachelospermum asiaticum

名は歌人の藤原定家に由来するそうです。なんだか素敵。

この花のコトを書きたくて、「花の名は」カテゴリを始めたようなものかも。
毎年、初夏の頃になると甘くてどこか青っぽい、なんとも切ない香りがウチの辺りに漂う。
ずっと香りの元を知りたくて、庭木をたくさん植えてる向かいの家の玄関先をこっそり覗き込んでみたり、その隣の空き地の柵から首突っ込んでみたり。

でも分かんない。だって木いっぱい生えてんだもん。どれから匂ってんのか分かんないよ。
庭入っていってクンクンするわけいかないし。

花の名は…

てか、どの花? どれの名?

真知子さんの顔も知らない状況です。

で、勝手に金木犀と思うことにした。
歌や映画で香りの強い庭木の代名詞だから。金木犀。
花の知識は生まれたての小鹿なみの私なので、それで納得することにした。
でもねー。
金木犀は9月とかの花だよね。晩夏から秋にかけて。
これも実地ではなく高校くらいの時に読んだ漫画の知識だけど。

いい匂いすんのは初夏なんですよ。5〜7月あたり。
まーでも9月に生まれる人もいれば4月に生まれる人もいるんだし。
猫の出産時期だって年に2回だし。
お向かいの庭の金木犀は、毎年ちょっとだけ時季外れなんだろうと。

無知の強みでそう自分を納得させてはみましたが、毎年その季節になると、やはりあの芳香はたまらなく好ましい。
知りたい。君の本当の名を。


そんな中、ついに運命の出会いがやってくる。
その夜も夏の兆し闇に漂う藍色の中、ふらふらと家路を歩いておりました。
我が家まではあと二丁ほどの住宅地。の、とあるお宅。

…あ、この香り……!
お向かいからの香りと同じ!

と、いうことは。

そのお宅とお向かいの庭に、共通して植わってる庭木が香りの元に違いない。
体は大人!頭脳は幼児!!
じっと庭に目を凝らす。
暗い。
しかし昼にやったら不審者だ。
夜の今のがますます不審者だ。

フェンスの隙間から覗きこみ、数種類の庭木の形を覚える。
奥のは暗くて分かんなかったけど仕方ない。
そして今度は急いでお向かいさん。
似た木は、花は……と探すと。

ぅあああっったぁぁぁぁぁ!!

なんと庭でなく、そんな覗きこまんでも門戸の脇の塀に茂っている。
こんな容易にクンクンできる。

クンクンクン。

こ・れ・だ。

花の形も間近で観察。
家に入ってネットで検索。
色はYo!!
白だYo!!
ところどころ黄色いYo!!
形はプロペラ、ラッパじゃないYo!!

そうなんです。形に少し特徴があって助かった。
長細く愛らしい花弁が、風車のように回転羽根状…情緒なく言うとプロペラ状になっている。
そうじゃなきゃ「庭木 白 花 芳香」くらいのキーワードで検索して、先にヒットした花と間違えるとこだった。



君の名は……定家葛。
その名前、君によく似合ってる。


常緑のつる性植物で、観葉植物としては一般的みたい。
古事記にも登場しているほどなので、日本古来種の植物なのだろうな。
有名な天の岩戸の場面。
岩屋に隠れた天照大御神の注意をひくために、天宇津女命が踊りを舞うわけですが、その時、
「天の真拆を鬘(かづら)として」(真拆葛(まさきかずら)を髪にまとって)舞ったんだそうな。
その「天の真拆」が定家葛だったそうです。

ということは、「かずら を かづら にして」舞った?てこと? あん?

と少し不思議に思ったんですが、古代、植物のツルなどで髪を止めるのを鬘(かづら)といって、現代のカツラの語源になっているようで、「葛(かずら)=つる草の総称」ですからね。
リンクしていて当たり前。なるほどと思いました。
勉強になるなぁ定家葛。

部屋に欲しいけど、育つとけっこうツタが絡んで生い茂っちゃうみたいなので難しいだろうか。
必殺花枯らしの私なんで杞憂だろうか。
posted by かんり at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 花の名は

2008年05月27日

001:桜(さくら) 2008.4.1撮影





薔薇(ばら)科 サクラ属
学名はPrunus

第一弾はこちら。
これはさすがに管理人にも分かります。

桜、さくら、サクラ。
じゃっぱに〜ずまいんど。

この写真はソメイヨシノだと思うんですが、桜にもいろんな種類があるみたいですね。
八重桜に山桜、それに姥桜……は違うか、と思って調べたら、そういう種類(というか通称だけど)があるんですね。

うば‐ざくら【姥桜】
1 葉が出るより先に花が開く桜の通称。ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。葉がないことを「歯無し」に掛けた語という。
2 女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。

へー。
他には……どんなのがあるんだろ。

中国の影響が強かった奈良時代は花と言えば梅だったそうです。
山桜を移植できるようになった平安時代以降は桜が主流に。
梅も桜も日本人が好きな花だと思う。
どっちが好きと言われたら……いや、比べる必要もないんだけども管理人は梅が好き。
香りが良いし、小さく控えめで可憐な風情が。
でもみんなでお弁当広げて呑みながら眺めるならやっぱり桜でしょか。

ネット上の記事で拝見したのですが、桜の花粉には興奮を誘発する「エフェドリン」という物質が含まれているそうです。
だから花見でいきなり脱いだり踊ったりとかなんとか…。

ほんまかいな(笑)
ただの酔っ払いちゃうかと(笑)

そういった成分が含まれてるのは本当だろうけども、どの程度の影響なんだろ。
けど確かに桜が咲き出すとなんっかソワソワします。
なんかしなきゃ、ジッとしてるの勿体無い〜と。
単に木の芽時なだけもしますが桜の作用なのかしらん。

その他にも花びらには二日酔いを緩和する効果が(だから酒に花びらを浮かべるのは理にかなっているとあったけども、こちらも効果は如何ほどか)、香りは不安感を取り除いて自信を回復する効果があるだそうな。
posted by かんり at 01:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 花の名は

2008年05月25日

花の名は

私は花の名を知らない。
知らぬなら 覚えてみよう 花の名を

という訳で新しいカテゴリを作ってみた。
街やご近所できれいな花を見かけたり芳しい香りを感じたりすると、つい立ち止まってしまうのですが、ちっとも名前が分からない。
「君の名は」
問うてはみても、戦禍に巻き込まれ離れ離れになった二人は銭湯が空になる。…てな感じ。

街角や(他人の)庭先に咲く花の写真をアップしていきますので、名をご存知の方がいらしたら教えてくださいませ。
posted by かんり at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 花の名は